アバター

見てきました。いつぶりだろう映画館に行ったのは。レイトショーだと人がいなくて良いですねー
以下自重しない感想なのでネタバレ注意。ネタバレとかあんま関係ない映画だけど。





とりあえず感想。
・自然側の描写がすごい。独自の世界の完成度がかなりのレベル。世界観仕上がってる。
・ナビィだっけ。原住民がかっこいい。でかくてかっこいい。腕が長くてかっこいい。足が長くてかっこいい。首が長くてかっこいい。青くてかっこいい。しなやかな動きでかっこいい。とにかくかっこいい。
特に動きはすごいこだわりを感じる。本当にしなやかで美しい。なんだっけピクルの立ち上がる動作すら美しい、とか言うのを思い出した。
・原住民の女性がかなり痴女なかっこでうれしい。気づいたのは始まってから半分経過したあとだけど。
・動物とか植物とかのデザインがグロテスかわいい。特に序盤出てきたデカイ犬みたいなのはマジいいね。
・カメラワークは全体的に頑張ってたが。3Dなのは序盤は驚きなんだけど慣れてしまうと。もうちょい3Dなのを活かせるんじゃないかと思う。
・髪の毛の中にある端子みたいなので接続して動物を操るっていうアイデアはいい。けどHシーンで二人がそれで繋がらなかったのがないわーと思う。そこは繋げるだろうと。普通にキスとかしてんじゃねーと。つなげた方がエロいし人間との違いを鮮明に出せるしいいことずくめだろうと。監督はアルトネリコでもやればいいと思うんだ。
・一方文明側の描写が足らない。もうちょい膨らませる点があったんじゃないの。死んだ兄貴のこととかヘタレの同僚とか。メカデザインは微妙だしSF的にこりゃすげーなみたいなアイデアはありませんでした。まあそっちがメインじゃないし、ってのはあるんだけど……。一応SFだし期待してもよかっただろ。
・ストーリーは……。もののけ姫を自然側を人間にして、文明側を一方的悪(ステレオタイプアメリカ軍な)にして、アシタバが自然側についちゃうみたいな。こうやって書くととても駄目に見えるけど、実際駄目だった。まあハリウッドだしそういうのはいらねーんじゃねーのといったらそうなんだけどー。主人公が説明なしで無駄に天才なのはもうそういうもんだと思うしかないっすよね。
・序盤の部族に入って色々教わってるところからラストバトルの間が中だるみ感が強かった。ラストバトルより最初の方の犬のほうがずっと迫力あったし、こう尻すぼみ感は感じた。
・序盤原住民超強いって感じで煽ってたのに終盤銃で簡単に倒されるのはどうなんって思った。弓矢とかもっとこうギリギリ絞られる感じとか出して、矢当たったら貫通するどころか体分割されちゃいますみたいな感じだせばよかったのに。
・ラスボスの大佐がメッチャ強かった。パワードスーツ使いこなしすぎだろ。思わず笑っちゃった。一歩間違えばあんたが主役になっちゃうよ。ほどの存在感。
・総評としては、世界観のデザインや映像美は非常に完成度が高くそれだけで価値があるといえばそうだが、ストーリーがちょっと単純と言うか浅いのと、中盤以降のパワーダウン感を考えると微妙。監督のわかってる感(ああ、こいつわかってると思わず思ってしまうセンス)も足らず(つまりは俺の場合中二成分)その点でもマイナス。獣人萌えな人、グロかわいい萌えな人、とにかく派手な映像美好きな人にはおすすめ。中二病患者の方には微妙。そんな感じだろうか。俺はまあ見て損とは思わなかったけど、また映画館に行って再び見ようとは思わない感じでしょうか。